NMR(核磁気共鳴)

Nuclear Magnetic Resonance

NMR

NMR(Nuclear Magnetic Resonance)分光法は分子の構造を解析する手法です。

主に薬や食品添加物の検査や工業用新素材の開発、リチウム電池の改良など幅広い分野に用いられている技術です。

これだけ見ると信号処理とは関連が無いように思われますが、そんなことはありません。

NMR分光法では分子構造の解析に分子から放出される電磁波の特徴を用いています。

しかし、分子から放出される電磁波は観測されるまでに、さまざまな要因によって歪んでしまいます。ここで、信号処理技術の出番があるのです。信号処理の技術を使うことで、歪んでしまった電磁波からでも分子構造の解析が可能となるのです。

現在、古川研究室では『高次ARモデルによる定量NMRの解析法』、『行列分解を用いた新しいDOSY法』、『スパース最適化による高次元NMRスペクトルの復元』など、NMR固有の問題を信号処理的なアプローチによって解決する研究を行っています。